学生を卒業し、社会の一員としての生活を始めるにあたり、きちんと身につけておきたいのが社会人としての立ち振るまい方です。

就職する業界によって、その業界独特のルールやマナーが存在する場合もありますが、ここではどんな職場に身を置いたとしても、しっかり見られる部分に言及したいと思います。

まず重要なのは、身だしなみです。
きちんとした服装をし、持ち物にも気をつける必要があります。「きちんとした服装・持ち物」の大前提は、相手に不快感を与えないということです。

スーツを着用するなら、それにふさわしいカバンや靴、時計や装飾品などにまできちんと気を配る必要があります。
中には、「人は見た目ではなく中身が大切」といった信念を持っている人もいるかもしれません。確かに人間性はとても重要な部分ですが、かといって見た目はどうでもいいということにはなりません。
誰もが、初対面の時は外見から入ります。見た目で良い印象を持たれると、それだけで相手が心を開きやすくなるものです。

そのため、最低限のマナーとして清潔感のある身だしなみを心がけましょう。特に接客業や営業職などでは、第一印象がその後の仕事に大きな影響を与えるため、しっかりと気を配るようにしましょう。

次に気をつけたいのが言葉遣いです。
相手の年齢に関わらず、きちんとした丁寧語を基調として、場や相手にふさわしい敬語を用いることが望まれます。
敬語ができている人は、それだけで人としての評価が上がるものです。「この人なら一緒に仕事をしても信頼できる」と感じてもらえるような、きちんとした言葉遣いを心がけましょう。

会社は学生時代とは異なり、気の合う仲間とだけ人間関係を持てるわけではありません。年代を問わず、相手に嫌な印象を与えないためにも、一層礼儀正しくすることが重要です。